「積立投資(つみたてとうし)」とは

積立投資とは、主に投資信託を購入する際の投資方法の一つです。毎月決まった金額で、決められた日に投資信託などの金融商品をコツコツ買い続けていく方法です。ドル・コスト平均法とも呼ばれます。

積立投資の特徴は以下の通りです。

  1. 少額から投資ができる
    • 取引金融機関によって金額は異なりますが、少額から投資を行うことができます。金融機関によっては100円から積立投資を行うことができます。無理なく投資を継続することが可能となります。
  2. 投資を継続して実践できる
    • 積立投資は通常、決められた日に一定金額が自動的に金融機関の預金口座などから引き落とされるため、手間がかからず、買い忘れを防ぐことができ、結果長期で投資を継続する可能性が高まります。忙しい人や勤労世代に適していると言えます。
  3. 投資タイミングを分散できる(時間分散)
    • 投資を行う際には、「何を」「どれだけ」「どのタイミングで」購入するかが重要になってきます。投資において、購入するタイミングを的確に判断することはとても難しいです。一方、積立投資は、毎月一定金額ずつ投資を行いますので、投資タイミングを自分で判断する必要がありません。価格が高いときには少ない口数を購入し、安いときには多い口数を購入していきます。その結果、まとまった資金を一括で投資する場合と比べて、平均購入単価を抑えられることがあるため、少しの価格上昇で利益がでる可能性があります。また、長期で投資を続ければ、長期的に安定した運用成果が期待できます。

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つみたてNISA(少額投資非課税制度)

つみたてNISAは、積立投資に特化した長期の資産形成のためのNISAの新制度です。2018年の1月から制度がスタートしています。つみたてNISAを通じて投資できる限度額は年間40万円です。また、つみたてNISAで積立投資をはじめた年から最大20年の間に得られる利益(売却益・配当等)は非課税となります。つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。

※上記は2018年12月時点の法令等に基づいて作成しています。税制は今後変更される場合があります。

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