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米国小型株式は出遅れを取り戻せるか

 

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ヴァディーム・ズロトニコフ

アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
チーフ・マーケット・ストラテジスト 兼
マルチアセット・ソリューション部門共同責任者 兼
システマチック/インデックス戦略最高投資責任者



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2014年7月7日


ここ数ヶ月、米国小型株は大型株に対して大きく出遅れている。しかし、その理由を掘り下げると、今後、小型株が大きく反発する可能性もあると思われる。

米国小型株はここ数ヶ月低迷しており、ラッセル2000小型株指数は3月から5月の間に3.8%下落した。対照的に、大型株(S&P 500指数)は約4%の上昇となった。この約7.7%のパフォーマンス格差は、3ヶ月ベースではここ数十年で最大級である。

小型株のアンダーパフォームは世界各地で見受けられたが、特に米国で顕著であったようだ。1979年まで遡り、35年間の3ヶ月ベースの相対パフォーマンスを見てみると、直近ほど小型株が劣後したのは、全期間のうちわずか5%ほどに過ぎない(図表)。

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指数構成が原因の一つ       

小型株の足元におけるアンダーパフォーマンスの原因を掘り下げてみたところ、小型株と大型株の指数構成の違いが影響を与えているようだ。さまざまなリターン・ファクターに対する時価総額加重平均指数のエクスポージャーは時間とともに変動するわけだが、ここ数ヶ月、ラッセル2000小型株指数では、リターンが振るわなかったある特定のファクターへのエクスポージャーが比較的大きく、高リターンをあげたファクターに関しアンダーウェイトであったため、アンダーパフォームしてしまったのだ。

具体的には、ラッセル2000小型株指数をS&P 500指数と比べると、ベータ値が高く、利益率が低い銘柄や金融セクター銘柄がより多く組み込まれており、これらは全て軟調であった。同時に、堅調であったエネルギー・セクターのウェイトが比較的低かった。

過去に小型株が同様にアンダーパフォームした時期を見てみると、そういった時期の3ヶ月後には大型株と同様のパフォーマンスを上げる傾向にあることが分かった。さらにその6-12ヶ月後には小型株が大型株を2-4%アウトパフォームしている。また、ITバブル時の小型株の大幅なアンダーパフォーマンスを除くと、12ヶ月ベースのパフォーマンスは大型株を約10%近く上回ることも注目に値する。

 

小型株式の反発

アライアンス・バーンスタインでは、今後、小型株が大型株をアウトパフォームする可能性が大いにあると見ている。

小型株のパフォーマンスが改善する要因の一つとしてM&Aの活性化がある。中小企業はM&Aの買収対象となりやすく、通常、買い手側の企業は売り手側の企業にプレミアムを支払う。また、足元で経済回復の兆候が鮮明になってきていることも、経済状況に対する反応が早い小型株にとってパフォーマンス回復の後押しとなるだろう。米ドル高もまた、海外輸出価格が上昇するため、小型株にとっては相対的に有利となりやすい。というのも、中小企業のビジネスモデルは国内事業を中心としているケースが多く、大企業ほど輸出価格の上昇によるマイナスの影響を受けないからだ。

このように、出遅れた小型株が今後反発する可能性は高いと思われる。しかし、一気にポートフォリオを小型株ばかりにしてしまうのも考え物である。多くの小型株のバリュエーションが中立的ないし割高な水準にあるからだ。小型株市場にはさまざまな投資機会が存在するが、他の運用戦略同様、選別的な銘柄選択を行うことが成功を収めるカギとなる。
 

当資料は、アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーのCONTEXTブログを日本語訳したものです。オリジナルの英語版はこちら。

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当資料は、2014年6月23日現在の情報を基にアライアンス・バーンスタイン・エル・ピーが作成したものをアライアンス・バーンスタイン株式会社が翻訳した資料であり、いかなる場合も当資料に記載されている情報は、投資助言としてみなされません。当資料は信用できると判断した情報をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また当資料の記載内容、データ等は作成時点のものであり、今後予告なしに変更することがあります。バーンスタインはアライアンス・バーンスタイン(アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーとその傘下の関連会社を含みます。)の1部門です。
 

 

 

 

 

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