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リスクを高めない株式のアクティブ運用

 

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ケント・ハーギス(写真)   
アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
ストラテジック・コア株式運用
ポートフォリオ・マネジャー 
 
クリス・マークス    
アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
株式ポートフォリオ・マネジャー
 




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2015年6月26日

 

多くの投資家はリスク回避を理由に株式のアクティブ運用を諦め始めている。だが、アクティブ運用は必ずしも高いリスクを取ることを意味するわけではない。例えば、安定した株式がもたらす恩恵について考えてみよう。
 
債券利回りは非常に低く、株式市場は活況を呈する中、投資家は長期的な負債に見合うだけのリターンをどこで得ることができるか、思いを巡らせている。過去6年にわたって強気相場が続いた株式市場から今後も同程度のリターンが獲得できるとは考えにくく、パッシブなアプローチでは十分なリターンが見込めない。これは、株式への配分の重要性が高まることを意味している(「Alpha Matters More in Muted Equity Markets」(英語)参照)。
 
 
安定の中にもアルファは存在
 
株式投資でアルファ(超過収益)を獲得するカギとなるのは、他の投資家とは異なる行動をとることだ。例えば、小型株式やバリュエーションの低い株式で高いリスクを取りながら高リターンを狙ったり、短期的な株価トレンドに乗ってリターンを追求したりすることができる。しかし、意外なことに、市場と比較して少ないリスクを取りながらアルファを創出することも可能である。
 
それは一見直感に反するかもしれない。実際、伝統的な金融理論では、リスクとリターンは同じ方向に動くものだとしている。つまり、高いボラティリティを受け入れれば、いずれ高いリターンが得られるというわけだ。だが、学術的なリサーチや実際の経験は、必ずしもそうではないことを物語っている(図表1左)。安定した株式は市場全体の下落局面で他の銘柄ほど下落しないケースが多いため、市場サイクル全体を通じてみれば上昇幅を保持でき、さらにはアウトパフォームする傾向がある。
 
シャープ・レシオ(絶対リスク1単位当たりの超過リターン)で見れば、ボラティリティの低い銘柄の過去40年の長期的なリターンは、より積極的な株式戦略と同水準か、あるいは上回っている(次ページの図表1右)。そのため、この指標に基づけば、市場全体と同じ程度のリターンが得られるがボラティリティが3分の2に留まる株式戦略は、リスク1単位当たりでは50%高いリターンが得られることになる。


Chart1.png

 
リスクを抑えることの利点
 
それでは、リターンは同じだがリスクは低いということにはどんな利点があるのだろうか? ポートフォリオ全体で考えると、リスクを低減するアプローチは、リターンを高めることを目的に多様なかたちで用いることができる。
 
+債券から高リターンの株式にシフトできる
+より積極的で高いリターンを目指す株式戦略と組み合わせる
 
どちらを用いるにせよ、ポートフォリオでは全体のリスクを高めることなく高リターンを実現する可能性が強まる(図表2)。また、安定した株式で構成するポートフォリオは絶対的なリスクが低いため、パッシブで時価総額加重方式に基づくアプローチに比べ、より効率的に超過リターンを獲得しやすいと考えている。
 
Chart2.png

 

カウンターシクリカルな行動もプラスに
 
この「安定アルファ」は様々なかたちで発掘できる。通常、それは独自の技術や堅固なネットワーク効果、高いブランド力、好ましい規制環境、安定的な成長といった持続性のある競争力を持つ企業の中に見出すことができる。それらは資産価値を守る力が強く、市場全体に比べ景気サイクルの影響を受けにくい傾向にある。
 
そうしたポートフォリオはバランスを維持する能力が優れているため、他のアクティブなアプローチがうまく機能しない時に最も高いパフォーマンスを上げる傾向がある。その結果、強力な分散効果がもたらされ、単独で、あるいはリスク管理プランの一環として、相関性の低いアルファ創出源として用いることができる。
 
最後に、これらの戦略は安定性をさらに高めることにより、投資家が望み、また必要とする長期的な株式リターンを獲得する可能性を高めると考えられる。現時点の投資サイクルや金利サイクルを考えると、心休まる安定したポートフォリオを構築すれば、市場が乱気流に突入したとしても投資家は平静心を保ちながら投資を続けることができるだろう。
 

 

 

 

当資料は、アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーのCONTEXTブログを日本語訳したものです。オリジナルの英語版はこちら。

https://blog.abglobal.com/en/2015/05/Active-Equities-Dont-Have-to-be-Riskier.htm?

 

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当資料についてのご意見、コメント、お問い合せ等はjpmarcom@abglobal.comまでお寄せください。

 

 

 

 

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