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株式アロケーションにおける確信度を高める

 

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ダイアン・ロブ(写真)
アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
株式部門シニア・マネジング・ディレクター
 
ネルソン・ユー    
アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
株式ポートフォリオ・マネジャー 兼
株式クオンツ・リサーチ共同ヘッド

 

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2015年7月6日

 

資本市場のどこを見渡しても、リターンを得ることは難しくなりつつある。しかし、絶望することはない。新たな視点で高い「確信」を持てる戦略に注目すれば、投資家は株式アロケーションを通じて分散投資を達成できる効果的でアクティブな道を探し出すことができる。
 
「確信」とは自信に満ちあふれていることを示す単なるキャッチフレーズではない。それは市場に関する明確な視点を持ちながら、知識、判断力、経験をアクティブな銘柄選択アプローチに取り入れることである。アライアンス・バーンスタイン(以下、「AB」)のリサーチによれば、「確信」が実際どんなもので、どのように機能するかを理解すれば、こうした戦略は非常に効果的なものとなる可能性がある。
 
リターンの見通しは明るいとは言えない。ABの予想に基づけば、株式から債券、そして実物資産に至るまで、ほとんどの主要資産クラスは今後10年間のリターンが通常以下に留まる見通しだ(図表1)。こうした環境においては、たとえ年間わずか1%でも市場を上回るパフォーマンスをあげれば、それは大きな違いとなり得る。
 

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しかし、多くの投資家はそれよりもはるかに低いリターンに満足している。彼らはリターンを引き上げようとはせず、代わりにパッシブな投資に注目し続けている。多くのアクティブ運用マネジャーが基本としてきた分散型ポートフォリオはほとんど顧みられなくなっている。
 
もちろん、こうした変化はアクティブ運用のコストや利点に対する強い懸念を反映したものである。市場の変革により、投資家は株式リターンを生み出す2つの要素である幅広い市場およびファクターへのエクスポージャーをかなり低いコストで購入できるようになった。
 
しかしながら、低リターンの世界では機会コストを強いられる可能性がある。市場環境が平穏な局面では、ベンチマークを上回るリターンを達成するためには確信度の高い戦略が株式アロケーションにおいて重要な役割を果たす。複数の確信度の高い戦略を選択および活用する方法を見出せば、投資家は株式ポートフォリオをうまく機能させる適切な方法を見つけ出せるに違いない。しかも、持続的に確信を持てる戦略を見つけ出すことは、成功を収めるマネジャーに投資家を導くことにもなる。
 
 
確信とは実際に何を意味するか?
 
「高い確信」に関するABの定義はいくつかの階層に分かれている。第1に、ポートフォリオはベンチマークと実質的に異なるものでなくてはならない。第2に、明確な投資哲学が必要である。第3に、規律ある投資プロセスが不可欠である。第4に、高い確信とは、逆風に直面している場面でもリサーチに基づく投資を維持する能力を意味する。同時に、確信を持ったマネジャーは、市場環境が変化した場合に、いつ退却し、投資テーマを見直すべきであるかを認識していなくてはならない。
 
これに基づけば、確信は多くの形態をとり得る。それは一般的に確信度の高い戦略に欠かせないものであると考えられているアクティブ・シェアの基準をはるかに上回る規模である。
 
ABは8種類の確信度の高い株式について、インカム、バリュー、クオリティ、成長、集中投資のアプローチの面からリサーチを実施した。リサーチでは、確信度の高いポートフォリオ・マネジャーの定義について、eVestment米国大型株式ユニバースにおける各カテゴリーで少なくとも60%の期間にわたって上位20%に入るマネジャーと定めた。また、少なくとも3年の実績を持っていることを条件とし、このグループから、対象期間に中央値を上回るリターンをあげたマネジャーを抽出した。つまり、常に特定の投資規律を守るとともに、それを遂行する能力を有するポートフォリオ・マネジャーに注目した。
 
 
確信度の高い株式全般で好調なリターン
 
その結果は目を見張るものだった。確信度の高い株式の優れたマネジャーは、2004年から2014年の間にS&P 500指数を大幅にアウトパフォームした(手数料控除前、図表2)。カテゴリー別のアウトパフォーマンス度合いはバリューが1.6%、インカムが1.9%となり、モメンタム株式は3.0%、さらにアクティブ・シェアが高い株式は3.2%に達した。手数料控除後でも、高水準のインフォメーション・レシオに裏付けられた魅力的なリスク調整後リターンにより、ベンチマークを大きく上回るリターンをあげた。
 
 
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これらのグループのうち5つは、パッシブのMSCIファクター指数にも取り入れられている。ここでも確信度の高い優れた戦略は堅実なリターンをあげ、パッシブなファクター指数を大幅にアウトパフォームした(図表3)。
 
 
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他の投資家との差別化
 
これらの事実に気づくことは、下落局面における資産保全、インカム収入源の発掘、持続的なアルファおよび上昇相場における追随など様々な投資目的を達成するために、確信度の高い戦略を組み合わせることに関する大きな議論の出発点となる。今後のブログでは、確信度の高い戦略が上昇相場や下落相場でどのようなパフォーマンスを示し、具体的な投資ニーズに合わせてボラティリティを管理するためにどのような組み合わせを用いることができるかについて説明したい。
 
リターンが低下し、ボラティリティが高まる市場環境においては、特効薬などないかもしれない。だが同様に、パッシブとアクティブに関する議論は白黒をつけられるものではない。投資家は株式市場でどのように確信度を高められるかに関し、深くて幅広い理解を得ることで、パッシブ戦略とアクティブ戦略を組み合わせて投資目標を達成できると考える。




 
 

当資料は、アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーのCONTEXTブログを日本語訳したものです。オリジナルの英語版はこちら。

https://blog.abglobal.com/post/en/2015/06/Sharpening-conviction-in-equity-allocations

本文中の見解はリサーチ、投資助言、売買推奨ではなく、必ずしもABポートフォリオ運用チームの見解とは限りません。本文中で言及した資産クラスの過去のパフォーマンスは将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。 
当資料は、2015年6月1日現在の情報を基にアライアンス・バーンスタイン・エル・ピーが作成したものをアライアンス・バーンスタイン株式会社が翻訳した資料であり、いかなる場合も当資料に記載されている情報は、投資助言としてみなされません。当資料は信用できると判断した情報をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また当資料の記載内容、データ等は作成時点のものであり、今後予告なしに変更することがあります。当資料で使用している指数等に係る著作権等の知的財産権、その他一切の権利は、当該指数等の開発元または公表元に帰属します。アライアンス・バーンスタインおよびABはアライアンス・バーンスタイン・エル・ピーとその傘下の関連会社を含みます。アライアンス・バーンスタイン株式会社は、ABの日本拠点です。
 

 

 

 

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当資料は、2015年6月1日現在の情報を基にアライアンス・バーンスタイン・エル・ピーが作成したものをアライアンス・バーンスタイン株式会社が翻訳した資料であり、いかなる場合も当資料に記載されている情報は、投資助言としてみなされません。当資料は信用できると判断した情報をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また当資料の記載内容、データ等は作成時点のものであり、今後予告なしに変更することがあります。アライアンス・バーンスタインおよびABはアライアンス・バーンスタイン・エル・ピーとその傘下の関連会社を含みます。アライアンス・バーンスタイン株式会社は、ABの日本拠点です。
 
 

 

当資料についてのご意見、コメント、お問い合せ等はjpmarcom@abglobal.comまでお寄せください。

 

 

 

 

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