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分散投資で資産成長を後押し:グライド・パスにおける株式アロケーションの強化

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ダン・ローウィー(写真)
アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
マルチアセット・ソリューション部門
最高投資責任者 兼 共同責任者
 
クリストファー・ニコリッチ
アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
マルチアセット・ソリューション部門
グライド・パス戦略責任者(米国)
 

 

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2015年9月2日

 

株式はあらゆるターゲット・デート型ファンド*のグライド・パスで主導的な役割を演じる。なぜなら、株式は資産成長のけん引役として最も信頼できるからである。しかしそのけん引役も今後は少し助けが必要かもしれない。
 
老後の生活資金のための資産運用においては、積立期間中に十分なパフォーマンスを得られないことが常に問題となっているが、それは今後10年でより大きな課題になると思われる。その大きな要因として、先進国の中央銀行による量的緩和が株と債券の双方の利回りを史上最低水準に押し下げていることが挙げられる。
 
しかし諦めるべきではない。株式と株式による分散投資手法を組み合わせることにより、リターンを犠牲にすることなく手堅く成長リスクを管理することができるとアライアンス・バーンスタイン(以下、「AB」)では考える。株式アロケーションにおける分散投資とは、大きく成長する可能性があるものの株式市場との相関がより小さいその他の戦略を利用することである。
 
株式には伝統的なスタイル(グロースまたはバリュー)、地域、時価総額(小型、中型、大型)に留まらず、さらに分散を進めるための基準はいくつかある。株式ロング・オンリー戦略にとって魅力的な分散手法に株式ロング/ショート戦略とリスク・パリティ戦略がある。これら3つのカテゴリーは過去25年間で実質的に同等のリターンをあげていたが、リターンの源泉はそれぞれ違い、異なるペースと景気循環の異なるタイミングで成長する傾向にある(図表)。
 
 

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株式ロング/ショート戦略のリターンの半分以上は、株式市場のベンチマークの動き以外のファクターに起因する。同戦略で重要なのは運用マネジャーの能力である(アルファによる分散)。つまり、銘柄を選択すること、市場で魅力的なリターンを提供するファクターを取り入れること、そしてリターンを高めるためにすべてのファクターにわたって戦術的に調整を行うことである。それらのファクターにはバリューあるいはグロースのスタイル、クオリティ、収益性、またはモメンタムに注目した戦略が含まれる。
 
リスク・パリティ戦略は、個別銘柄選択によって分散投資を行うのではなく、広範な資産市場全体で分散投資を行う(ベータによる分散)。この戦略は株式市場のリターンのみに依存しているわけではなく、金利、商品、クレジットやその他の資産クラスにまたがって投資先を分散させている。また、より着実なリターンを得るためにレバレッジも多少用いる。レバレッジを用いた部分は、複数の資産クラスからのリスクへの寄与度が等しくなるように構成される。
 
グライド・パス設計で株式ロング/ショート戦略とリスク・パリティ戦略の双方を用いる利点は明らかにある。それは通常、2008年に見られたような市場の急落局面で顕著になるが、株式の低迷が長期にわたった場合により一層価値が高まる。例えば、1999年から2008年までの10年間の株式の平均年率リターンは-1.4%だったが、株式ロング/ショート戦略とリスク・パリティ戦略はそれぞれ6.9%、9.0%と、安定してより着実なリターンをあげた。
 
分散投資を行う根本的な理由はここでもあてはまる。つまり、どれか一つの資産クラスや戦略が常にアウトパフォームすることはないということだ。株式ロング/ショート戦略とリスク・パリティ戦略があらゆる期間で上記のように高いリターンをあげるわけではない。資産クラスの中で株式が最も良いパフォーマンスを上げている時に株式以外に分散投資をした場合、その他の戦略は後れを取ることになる。この現象は1990年代後半の上昇相場で見受けられ、直近の金融危機終焉以降も見られている。しかし、より良い分散投資(ここでは株式アロケーションによる分散投資の導入)は、長期的により確実な水準の資産成長を後押しする。株式による分散投資を用いることは、長期的なポートフォリオの成長を犠牲にするのではなく、むしろ強化するとABでは考える。
 

 

 

当資料は、アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーのCONTEXTブログを日本語訳したものです。オリジナルの英語版はこちら。

https://blog.abglobal.com/post/en/2015/07/diversify-and-conquer-enhancing-equities-in-your-glide-path

 

 

*あらかじめ目標とする年(ターゲット・イヤー)を決め、最初は積極的な運用を行い、ターゲット・イヤーに向けて徐々に積極的な運用から保守的な運用に移行するファンド
 
本文中の見解はリサーチ、投資助言、売買推奨ではなく、必ずしもABポートフォリオ運用チームの見解とは限りません。本文中で言及した資産クラスの過去のパフォーマンスは将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。 
 
当資料は、2015年7月29日現在の情報を基にアライアンス・バーンスタイン・エル・ピーが作成したものをアライアンス・バーンスタイン株式会社が翻訳した資料であり、いかなる場合も当資料に記載されている情報は、投資助言としてみなされません。当資料は信用できると判断した情報をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また当資料の記載内容、データ等は作成時点のものであり、今後予告なしに変更することがあります。当資料で使用している指数等に係る著作権等の知的財産権、その他一切の権利は、当該指数等の開発元または公表元に帰属します。アライアンス・バーンスタインおよびABはアライアンス・バーンスタイン・エル・ピーとその傘下の関連会社を含みます。アライアンス・バーンスタイン株式会社は、ABの日本拠点です。
 
 
 

 

当資料についてのご意見、コメント、お問い合せ等はjpmarcom@abglobal.comまでお寄せください。

 

 

 

 

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