2019年12月26日
+ 景気に左右されやすいビジネスを避ける: アウトパフォームの可能性を景気サイクルに依存する景気敏感性の高い企業は、成長株集中投資型のポートフォリオには適していない。そうした企業には通常、原油やガスなど重工業に属する企業が含まれる。そのような景気敏感株への投資を避けることで、成長株集中投資型のポートフォリオではほぼ初めから環境汚染が目立つ企業が排除されている。景気敏感性の低い企業にはヘルスケア、ライフサイエンス、テクノロジー・セクターに属する企業が含まれ、それらは環境や社会の観点で高い評価を受けるケースが多い。景気敏感株を排除すれば、そのポートフォリオは市場を幅広く網羅している指数に比べ、二酸化炭素排出量を大幅に削減することができる。
+ 経営陣と頻繁に対話する: 経営陣との対話はアクティブ投資を行う投資家にとって重要であるが、集中投資ではポートフォリオに組み入れている銘柄がはるかに少ないため、企業に関与する上でかなり積極的なアプローチを取ることができる。経営陣との密接な関係を維持することは、企業に対してESGに関する前向きな変化を促す上で不可欠な要素となる。
+ 規制リスクに留意する: 集中投資では、規制リスクが高い企業から距離を置くべきである。規制当局の行動はほとんど予測不可能であり、規制問題を巡って株価が急激に変動するリスクは、ごく少数の銘柄で構成されるポートフォリオにとって許容し難い。集中投資型のポートフォリオは通常、厳しい規制を受けている企業への投資を避けることによって、たばこ会社やエネルギー企業、公益事業会社など、規制リスクの高い企業を排除している。
+ 収益力の高い企業に集中する: ESGの観点でも優れた成長株集中投資型のポートフォリオにとって、最大の焦点である。ESGを重視することと収益力の間には何か関連があるのだろうか? ABでは、利益率の高い企業は利益率の低い企業よりも、環境や社会に関する責任ある行動を行うためのリソースを備えている可能性が高いと考えている。利益が圧迫されている企業は、環境問題に取り組むためのリソースを投入する前に、取り組まざるを得ない社内の財務問題を抱えている。
当資料は、アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーのCONTEXTブログを日本語訳したものです。オリジナルの英語版はこちら。
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