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NISAに適した資産は?

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後藤 順一郎
DC推進室長 兼 
アライアンス・バーンスタイン未来総研ディレクター

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2013年8月1日 

日本版ISA(以下、NISA)の口座開設の受付開始まで残り3ヶ月を切りましたが、そろそろ何に投資をするのか考えなければならない時期に差し掛かってきたのではないでしょうか。NISAはロールオーバーをしなければ原則5年の投資期間であり、またマイナスが生じた場合に他の特定口座の資産と損益通算ができないという性質がありますので、非課税期間が終わる5年後のリターンの状況は非常に気になることでしょう。そこで、当レポートでは代表的な資産で運用した場合の5年後のリターン分布および元本割れ確率をシミュレーションしてみました(シミュレーションに用いた期待リターン、リスク、相関係数については、最終面の「前提条件」をご覧ください)。 

ここでは、モンテカルロ・シミュレーションというコンピュータ上で仮想運用を実施する方法を用い、5年間の運用を2,000回行いました。その結果の分布は図表1のとおりです。 

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中位値というのは5年後の標準的な結果となりますが、それを見ると、やはりリスクの高い日本株式、先進国株式、そして新興国株式が高くなっており、日本債券と先進国債券は低いリターンとなっています。次に、下位5%(悪い場合)を見てみると、日本債券は悪い場合であってもダメージは限定的ですが、日本株式、新興国株式は非常に大きなマイナスとなっています。先進国債券は安定性の高い債券に投資をするのですが、変動の大きな為替の影響を受けることもあり、悪い場合での値が日本債券と比べると大きく悪化しています。

ここからの結論は、ディフェンド力に優れた日本債券と攻撃力に強みを持つ、日本株式と先進国株式という構図が明らかになってきます。先進国債券は為替リスクによって、リターンの割にはリスクが大きすぎるため単独、かつ為替ヘッジなしで投資するのはあまり魅力的ではないかもしれません。また新興国株式もリターンは高いですがリスクが非常に大きいため、5年累積でみると日本株式や先進国株式よりも劣る結果となっています。一般的に、リスクが大きな資産は、たとえリターンも大きかったとしても、複数年でみるとあまり標準的なリターンは大きくなりません。大きなリスクは複利の効果を損なってしまうからです。これらを考慮すると、株式では日本株式や先進国株式が相対的に良くなります。 

ここまでは単一資産での話でしたが、次にこれらの資産を等配分で組み合わせた(20%ずつ組入れた)バランスについてみてみると、中位値のリターンは株式並み、悪い場合のリターンは株式よりも良くなっており、非常に魅力的な結果となっています。これは分散効果によりリスク・リターン特性が向上したからと言えます。

最後に、気になる5年後の元本割れ確率について見てみましょう。図表2をご覧ください。元本割れ確率はリスクとリターンの関係で決まってきます。日本債券は、確かにリスクは低いのですが、足元の期待リターンが非常に小さいため、ちょっとしたことでマイナスに陥ってしまう可能性があり、元本割れリスクが予想外に高いと言えます。つまり、低リスクだから安全とは限らないのです。一方、先進国株式の場合にはリスクは確かに高いですが、期待リターンも高いため、元本割れ確率が小さくなっています。

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でも、やはり最も優れた特性を示すのは先ほどと同様、バランスになります。元本割れ確率は26.1%とこの中では最小となります。

分散投資が重要だとはよく言われることですが、実際に仮想運用をやってもバランスが優れた結果となります。特に、元本割れ確率を下げるには単にリスクが低いものに投資するだけでは十分でなく、リターンが期待できるものを組み合わせることが必要というのが大事なポイントになります。言い古されたことではありますが、やはり分散させることの効果は大きいということです。

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