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利回りの深追いは危険

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ガーション・ディステンフェルド
アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
ハイイールド債券担当ディレクター

 

 

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2014年4月14日

 


低金利環境でより高いリターンを求める投資家は、ハイイールド債に期待を寄せがちである。しかし、高利回りを追求するあまり信用力のきわめて低い銘柄に飛びつき、深追いにならないようにする必要がある。


ハイイールド債の落とし穴       

好調な企業財務に後押しされ、クレジット・サイクルは現在安定期にあり、債務不履行が問題となるような状況が到来するのはまだまだ先のことであると考えられる。だからといって、信用力のより低い銘柄にどんどん手を伸ばすことで高利回りを実現しようとすることは得策だろうか?

図表1では格付けとの5年間の累積デフォルト率を示しており、格付が下がるごとにデフォルト率が高いことが見てとれる。CCC格でさえデフォルト率は低くはなく、リスクに見合ったリターンを得られない場合が多い。デフォルト・リスクに対して投資家が得るプレミアムは過去の水準と比べて低く、CCC格の債券価格は割高である。つまり、利回りを無理に追いかけるべきではない。

では、何をすればよいのだろうか。

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ロールダウン効果の役割        

市場が将来の金利上昇を予想していることによりイールドカーブがスティープ化している環境下では、「ロールダウン効果」により、金利上昇および債券価格下落のインパクトを和らげることができる。ロールダウン効果というのは、時間の経過とともにイールドカーブ上のより低い利回りのゾーンに移動することにより、債券価格が上昇することである。特に、金利が予想ほど上昇しなかった場合、投資家は保有している債券の方が同じ償還期限の新発債よりも価格が上昇するため、大きな恩恵を受けることができる。

現在は多くの市場でクレジット・カーブがとりわけスティープ化しているため、ロールダウン効果による投資機会が大きいと言える。下の図表2では、5年物社債クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)を用いた合成証券におけるロールダウン効果について示している。このトータル・リターン(インカム・ゲインおよびキャピタル・ゲインに基づくリターン)がゼロになるためには、金利が200bp上昇しなければならず、これは非現実的ではある。

現在の市場環境では、ハイイールド債券の好調は向こう数年続くと予想される。しかし、投資家が金利の動向に関わらず良好なリターンを得るには、無理に利回りだけを追いかけることなく、ロールダウン効果を適切に利用することが有効であると我々は考えている。

 

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当資料は、アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーのCONTEXTブログを日本語訳したものです。オリジナルの英語版はこちら。 

http://blog.alliancebernstein.com/index.php/2014/03/11/reaching-for-yield-worth-the-risk/

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当資料は、2014年3月11日現在の情報を基にアライアンス・バーンスタイン・エル・ピーが作成したものをアライアンス・バーンスタイン株式会社が翻訳した資料であり、いかなる場合も当資料に記載されている情報は、投資助言としてみなされません。当資料は信用できると判断した情報をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また当資料の記載内容、データ等は作成時点のものであり、今後予告なしに変更することがあります。

 

 

 

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