ALLIANCE BERNSTEIN

Worldwide ESG Investment

世界のESG

ESGの世界を私たちと一緒に
旅してみませんか?

今、世界で様々なESGに関する動きが生まれています。

United Kingdom

イギリス写真
  • 写真:トラファルガー広場(英国)
  • 羽田空港からヒースロー空港までの所要時間:およそ12時間30分

イギリス

ショッピングの陰に隠れている
真のコストに関心が高まる

イギリスで現在関心が高まっていること。
それは、ショッピングの陰に隠れている真のコストです。

たとえば、自動車の光沢ある塗装。この成分の1つであるケイ酸塩鉱物の雲母は、インドの鉱山での児童労働などによって産出されています。美しく仕上げられた車の陰では、洗車場で働く労働者が搾取の犠牲になっているかもしれません。

投資家はどうすればこうした慣行や被害者に光を当てることができるのでしょうか?
投資家が企業のリーダーや経営陣に直接働きかけ、サプライチェーンや事業の「現代奴隷」への取り組みを促すことも重要だとABは考えています。

India

インド写真
  • 写真:レー・ラダック・インディア(インド)
  • 成田国際空港からインディラ・ガンディー国際空港(デリー)までの所要時間:およそ10時間

インド

経済活動の停止で、
大気汚染に隠れていた絶景が出現

インドを含むアジアのある地域の住民たちは何十年かぶりに素晴らしい景色を見ることができました。
それはヒマラヤ山脈です。

新型コロナウイルスによる工場の操業停止や外出自粛要請。これらにより、汚染物質の排出量が減り、大気汚染の濃度も低下、その結果空気が綺麗になったのです。温室効果ガスも同様に減少した可能性があります。しかし、一時的ではなく減少傾向が続かない限り、気候変動の問題は解決されません。新型コロナウイルスと気候変動はどちらも、破滅的な結果をもたらしかねない世界規模のシナリオとしてABは捉えています。

Denmark

デンマーク写真
  • 写真:ニューハウン(デンマーク)
  • 成田国際空港からコペンハーゲン空港までの所要時間:およそ11時間20分

デンマーク

国を豊かにする風力は、
世界のリスクを未然に防ぐ一翼に

デンマークと言えば、豊かな海の資源。
このデンマークでは自然を活用した洋上風力による電気が普及し、国内だけでなく世界をも変え始めています。地域の雇用を生み出し、風力発電所の株主として市民も参加、近隣国には再生可能エネルギーを輸出し、デンマークの風力発電は成長を遂げているのです。風力に関わる会社の一つ、ベスタス・ウィンド・システムズはデンマークの企業。同社の作る風力発電機は世界82か国に導入されています。

気候変動が企業や業界にもたらすリスクや機会は刻々と変わります。リスクを未然に防ぐ方法を学び、改善を続ける。これが投資のパフォーマンスを押し上げることにもつながるとABは考えています。

Italy

イタリア写真
  • 写真:コロッセオ(イタリア)
  • 成田国際空港からレオナルド・ダ・ヴィンチ空港(ローマ)までの所要時間:およそ12時間50分

イタリア

コロナ禍で、別の強みが見えた
再生可能エネルギー

イタリアのグリーン電力比率をご存じでしょうか。
イタリアのエネルギー・グループであるエネルは、再生可能エネルギーの目標を達成できなかった場合にコストペナルティを課す債券を初めて発行しています。2021年までに55%を再生可能エネルギーにするという目標で、達しなかった場合は額面金利が上昇するというものです。

将来の太陽光発電や風力発電特有の性質に対応するために、高度なシステムを構築していた同社。結果、コロナ禍でも送電・配電業務の大部分を遠隔で実施でき、何千人もの作業員は対面の仕事から離れることができました。独自の顧客監視システムで請求書の支払いに困っている顧客を特定し、救済することもできました。
多くの場合、このような企業行動は収益力にも影響を与え、株式のパフォーマンスにも好影響を与えるものだとABでは考えています。

Republic of Chile

チリ写真
  • 写真:トレス・デル・パイネ国立公園(チリ)
  • 成田国際空港もしくは羽田国際空港からアルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港(サンティアゴ)までの所要時間:およそ26~38時間。(ロスアンゼルス、アトランタ、ダラスなどの乗り継ぎ時間を含む)

チリ

消費者ニーズと
長期的な視点で下した英断

2年以内に石炭火力発電所をすべて閉鎖する。
この決断をしたのは、チリ最大の電力会社であるエネル・チリです。ABは、エネルの経営陣との対話で、決断の背景を詳しく調査しました。

その結果、新しい再生可能発電所の建設費用が低下していること、低炭素エネルギーに対する顧客ニーズが高まっていること、排出する炭素量が多い石炭火力発電所への規制コストの上昇する懸念、という背景が、エネルが脱炭素化を急ぐ理由であることが分かりました。

Brazil

ブラジル写真
  • 写真:アマゾン川(ブラジル)
  • 成田国際空港からグアルーリョス国際空港(サンパウロ)までの所要時間:およそ25時間~(ニューヨークなどの乗り継ぎ時間を含む)

ブラジル

アマゾンの熱帯雨林を守るため、
対話を続ける

今、このブラジルで起きているある問題が、世界へ大きな影響を及ぼしています。それはアマゾンの熱帯雨林の縮小です。過去からの農作物や金鉱山、発電所などの開発のために、森林伐採や環境汚染が深刻になっているのです。開発により、約2割の熱帯雨林が失われたともいわれ、2030年までには6割が破壊されるだろうという予測もあります。

ABは、気候変動に直結するこの環境問題に向き合うブラジルの企業、スザノと対話を続けています。紙を作るという木と密接に関わる事業を通して、森林を守る。その姿勢をABは評価し、ブラジルの熱帯雨林を守るための対話を続けています。

France

フランス写真
  • 写真:エッフェル塔
  • 成田国際空港からパリ=シャルル・ド・ゴール空港までの所要時間:およそ13時間

フランス

普及が進むほど、温室効果ガスの
排出が減少するビジネス

世界の二酸化炭素(CO2)排出量の40%を占めるのは、建物の設備。この分野でも脱炭素の動きが、目立っています。

フランスのシュナイダー・エレクトリックは、スマートパワーグリッドの開発や建物のデジタル化による電気と水の使用最適化で、顧客の排出量削減を支援し、炭素排出量の削減に貢献しています。

気候変動に対してカーボンゼロの目標が掲げられる中、企業の長期的な競争力と潜在的なリターンをより正確に把握するため、 ABは投資先の顧客まで含めた温室効果ガス排出削減への貢献度に注目しています。

America

アメリカ写真
  • 写真:自由の女神
  • 成田国際空港からジョン・F・ケネディ国際空港(ニューヨーク)までの所要時間:
およそ13時間

アメリカ

増加する自然災害の
リスクを冷静に見極める

米国海洋大気庁(NOAA)によると、10億米ドル規模の気象・気候災害が2020年に22件も発生し、これまでの年間記録の16件を大きく更新しています。

異常気象によって損なわれる不動産の価値に対し、支払われる保険は十分ではありません。グリーン認証を得た不動産であっても、洪水の被害に遭うリスクは残っています。

商業用不動産担保証券の市場において、このようなリスク評価は完全に織り込まれているとは言えません。 今こそ、自然災害の予測を含めた高度な調査、効果的な測定方法を考案し、 特定の気候上の脆弱性の影響を分析することは、その見返りが大きいとABは考えています。

Japan

日本写真
  • 写真:奈良県東大寺
  • 東京駅から東大寺まで所要時間:およそ3時間(新幹線、京都で乗り換え)

日本

経営トップの顔ぶれを
より多様に

取締役会のジェンダー・ダイバーシティは、ますます重要な課題になっています。

ABが世界で取り入れていたジェンダー・ダイバーシティの向上を求めるポリシーを21年には日本企業にも対象を拡大しました。この新たなポリシーの導入は、ABが株式を保有する日本企業の約31%に反対票を投じることを意味しており、ABがこの問題をいかに真剣に受け止めているかを物語っています。

ABはここ数年、ジェンダー・ダイバーシティのポリシーを企業との対話で継続的に伝えており、この取り組みを強化していきます。

Germany

ドイツ写真
  • 写真:ユスティティアの銅像
  • 成田国際空港からフランクフルト空港までの所要時間:およそ12時間30分

ドイツ

そのEVは、人と地球にやさしい
サプライチェーンか

フォルクスワーゲンは、車の生産を全てEV(電気自動車)に切り替えることを約束しています。その投資額は欧州の同業他社をはるかに上回る金額です。

気候変動対策で注目を浴びるEVですが、使用する鉱物の量は従来車の6倍とも言われています。そこに潜むのが、鉱物の採掘・加工の過程で発生する廃棄物や水質汚染などの環境汚染のリスク。部品の製造から充電のインフラまで、倫理的な管理がなされているかも重要な視点です。

ABはサプライチェーンのすべての分野において責任ある企業を特定すべくリサーチを行い、EVのサプライチェーン全体の改善のための企業との対話を進めています。

China

中国写真
  • 写真:万里の長城
  • 成田国際空港から北京首都国際空港までの所要時間:およそ3時間30分

中国

世界が注目する中国の脱炭素化

世界第2位の経済大国である中国は、2030年までにCO2の排出量がピークを打つこと、2060年までにカーボンニュートラル(CO2の排出量をネットでゼロにすること)に移行することを目指しています。

ABでは、小規模工場の閉鎖を含んだ工場からの排出量削減や、グリーンな発電、グリーンな輸送手段の導入が、目標達成のための中国の戦略になると考えています。一方で、石炭発電による電力が多い現在、中国では、EVは内燃エンジン車よりも多くのCO2を排出していることが分かっています。

野心的な脱炭素計画から利益を得る企業を見極めるため、政策がどのように実施されるかを積極的に注視することは、投資家にとって時宜を得た準備となるでしょう。

Norway

ノルウェー写真
  • 写真:トロルの舌
  • 成田国際空港からガーデエモン空港(オスロ)までの所要時間:およそ12時間(フィンランド ヘルシンキ・ヴァンター国際空港経由)

ノルウェー

ペットボトルリサイクル率
95%以上の国で生まれた企業

世界の使用済みプラスチック包装の回収率は14%(2019年時点)。これを40%に引き上げる目標を掲げるのが、ノルウェーのトムラ・システムズです。

使用済みペットボトルや空き缶などの自動回収機で世界シェア約75%を占める同社(2021年2月時点) 。自動選別の技術も持ち、1時間に何百万個もの個別製品の検査を行うことができます。

海洋プラスチック問題や気候変動など、プラスチックは様々な課題を抱えています。プラスチックに留まらず、各国のリサイクル規制が強まり、リサイクルに対する消費者ニーズの高まりを考慮すると、同社は環境問題の解決と長期的な事業成長の両方を叶える可能性がある、とABはみています。

参考となる商品は、あくまで参考例として、文中に出てくる企業を組入れた弊社ファンド(*2021年3月末時点、**2022年1月末時点)を記載しています。
また、ABはこれらの銘柄を推奨または取得のお申込みの勧誘を行うものではありません。