バランス・ファンドとは

バランス・ファンド(バランス型ファンドとも呼ばれます)は、異なる資産を組み合わせたファンドをいいます。対象資産は株式や債券などがあります。

単一資産との比較

バランス・ファンドでは、一般に、複数資産による分散効果によって中長期で安定したパフォーマンスを目指します。

単一資産のファンドと比べたメリットは、分散効果によってリスクを抑えられることで、これにより投資効率(リスク当たりリターン)を高めることができます。また、多くのファンドでは定期的にリバランスが行われるため、当初想定から大きくかい離した資産配分で運用されることはありません。一方で、デメリットとして、コストの高さや仕組みのわかりにくさが挙げられることがあります。

図表_バランスファンド.png

2009年1月-2018年12月の10年間による。各資産はそれぞれの代表的なインデックスの騰落率およびを使用。バランス型は、当該6資産を均等配分。すべて円ベース。

出所:イボットソン、AB

さまざまなバランス・ファンド

バランス・ファンドと呼ばれるものの中には、「4資産バランス」「8資産バランス」など二資産以上の資産に分散投資を行い、その比率をリバランスで維持する伝統的なバランス・ファンドの他、機動的資産配分で下落リスクを回避する「アロケーション・ファンド」、投資家の年齢にあわせて資産配分を変更する「ターゲット・イヤー・ファンド」、さらには複数の運用会社の商品を組み合わせた「ファンド・ラップ」などがあります。投資信託以外では、資産配分の調整をコンピュータが自動的に行う「ロボ・アドバイザー」などの投資一任サービスも近年拡大しています。

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