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株式投資でより安定した超過収益を得るには

 

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ダイアン・ロブ(写真)
アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
株式部門シニア・マネジング・ディレクター
 
ネルソン・ユー    
アライアンス・バーンスタイン・エル・ピー
株式ポートフォリオ・マネジャー 兼
株式クオンツ・リサーチ共同ヘッド
 

 

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2016年1月15日

 

投資家は個々の目標を持って株式市場に投資し、また数多くの選択肢から目的に合ったポートフォリオを選んでいる。アライアンス・バーンスタイン(以下、「AB」)のリサーチでは、確信度の高い株式運用戦略を組み合わせることによって、より優れたリスク調整後リターンを安定的に実現できることが示されている。
 
一部の投資家は、2008年の世界金融危機の記憶によって不安がかき立てられ、ダウンサイド・リスクの抑制を最優先事項としている。また、リスク許容度がより高い別の投資家は、たとえその道のりは相対的に変動が大きいものであっても、ベンチマークを大きく上回るリターンを得ることに注力するかもしれない。そして現在、多くの投資家が、不安定な市場で安定した超過収益を得るための方法を探している。
 
より安定したリターンを得るにはポートフォリオはいくつ必要か、という質問をしばしば受ける。その答えは、株式配分の中でどのような確信度の高い戦略を採用しているかによって異なる。
 
一般的に、確信度の高い戦略の種類が異なれば、その成果も異なる。確信度の高い戦略はすべて、さまざまな投資の目標の達成に大いに役立つと言える。しかし、1種類のみの確信度の高い戦略を採用することが最善の方法とは限らない。
 
 
集中投資のパズル
 
ポートフォリオの保有銘柄数を絞り込む、株式集中投資戦略を例にとってみよう。株式集中投資戦略は、確信度の高い投資の中で不可欠な役割を担う。しかし、トラッキング・エラーが相対的に高くなりがちなため、パッシブ運用戦略のリターンを上回る、あるいは下回る幅がより大きくなる。また、他の確信度の高い戦略との相関を予測することが難しい。それでは、どうすれば株式集中投資戦略におけるリスクを下げることができるだろうか。
 
ABでは、株式集中投資について調べるため、まず始めにパーセンタイル順位が30位の、米国株式に投資する、単一の集中投資ポートフォリオに注目したところ、トラッキング・エラーが非常に高い6%を超える水準にあった(図表1)。ところが、集中投資ポートフォリオを3つ組み合わせると、トラッキング・エラーは4%を少し上回る水準に低下した。また、5つ組み合わせると、トラッキング・エラーは約3%と半分に下がった。
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株式集中投資戦略は、確信度の高い株式投資の配分において重要な位置付けにあるとABでは考える。ベンチマークにあまり左右されず、市場の下落局面でリターンの低下を和らげ、銘柄選択による超過収益が最大限に発揮され、その他多くの確信度の高い戦略に対する相関が低い。また集中投資は、差別化された投資哲学に基づき、アプローチが明確な場合に特に有効である。それにより投資家は何がリターンを生み出すのか理解できる。
 
さらに言うと、すべての株式ポートフォリオにおいて、確信度が何で示されるかを理解することは、投資の成果をより高めるカギとなる。ある特性を通じて確信度が示されることの利点として、採用する運用マネジャーの数が少なくても、トラッキング・エラーを下げることができる点が挙げられる。これを確かめるには、異なる戦略を組み合わせた時にパフォーマンスがどうなるかを理解することが重要だ。
 
まず、互いの相関が低い戦略を特定する必要がある。以下の例では、確信度が高い戦略の中でパフォーマンスがパーセンタイル30位の戦略を組み合わせた仮想ポートフォリオを用いた。
 
 
異なる確信度の組合せ:成長と配当利回り
 
テクノロジーの変革が進む時代に、長期にわたって驚くべき成長を遂げる可能性のある企業に投資できればとりわけ素晴らしい。しかし、成長に注目する投資家は、短期的にはボラティリティによってパフォーマンスが打撃を受けることを知っている。この例では、成長、配当利回り、クオリティに基づいた確信度の高い、米国株式に投資するそれぞれのポートフォリオを3分の1ずつ組み合わせることで、成長に注目したポートフォリオを作成した。
 
次ページの図表2が示すように、個別のポートフォリオのリターンは年ごとに大きな差が見られた。しかし、3つ
のポートフォリオを組み合わせた「成長に注目した組合せ」の各年のリターンの差は大幅に縮まっている。つまり、それぞれの確信度の高い戦略の特性が補い合うことで、明らかに分散効果を高めることができた。図表2の上部の表に見られるように、11年間全体のリターンは似たような結果ではあるが、「成長に注目した組合せ」は、個別のどのポートフォリオよりもリターンの推移が安定していた。また、図表1で示した例における「5つの集中投資運用マネジャー」と同水準のトラッキング・エラーを、ここではたった3つの運用マネジャーで実現した。
Chart2.png
 


株式ポートフォリオにおいて確信度を示す方法は数多くある。株式配分の中で、確信度の高い優れた戦略を組み合わせることにより、変化する市場を通じて力強く安定した成果を得ることができるとABでは考える。
 

 
 

当資料は、アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーのCONTEXTブログを日本語訳したものです。オリジナルの英語版はこちら。

https://blog.abglobal.com/post/en/2015/12/new-paths-to-more-consistent-equity-alpha

 

 

 

本文中の見解はリサーチ、投資助言、売買推奨ではなく、必ずしもABポートフォリオ運用チームの見解とは限りません。本文中で言及した資産クラスの過去のパフォーマンスは将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。 
 
当資料は、2015年12月3日現在の情報を基にアライアンス・バーンスタイン・エル・ピーが作成したものをアライアンス・バーンスタイン株式会社が翻訳した資料であり、いかなる場合も当資料に記載されている情報は、投資助言としてみなされません。当資料は信用できると判断した情報をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また当資料の記載内容、データ等は作成時点のものであり、今後予告なしに変更することがあります。当資料で使用している指数等に係る著作権等の知的財産権、その他一切の権利は、当該指数等の開発元または公表元に帰属します。アライアンス・バーンスタインおよびABはアライアンス・バーンスタイン・エル・ピーとその傘下の関連会社を含みます。アライアンス・バーンスタイン株式会社は、ABの日本拠点です。
 
 
 
 
 

 

 

 
 

 

当資料についてのご意見、コメント、お問い合せ等はjpmarcom@abglobal.comまでお寄せください。

 

 

 

 

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